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不動産オーナーさま向けコラム

FIREを目指すなら不動産投資がおすすめ?!他の投資方法と徹底比較

2023.04.01

早期退職して悠々自適な生活を送る「FIRE」を目指すなら不動産投資があります。

 

とはいっても、空室問題や人口減少などの不安要素が頭をよぎり、躊躇してしまうという方も多いでしょう。

 

そのため今回は、他の投資方法と比較しながら解説していきますので不動産投資でFIREを実現させたい方や、不動産投資を始めようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

FIREを目指すなら不動産投資がおすすめ?!

不動産投資の最大の魅力は長期にわたり安定した収入を得られる点です。

 

空室がない限り、家賃収入として継続的な利益を得られます。

 

短期間で大きな資産を形成するのは難しいですが、リスクを最小限に抑え堅実にコツコツと資産を形成するには非常に有効な方法です。

 

なお、入居者への対応や契約などの事務手続き関連の手間が面倒に感じるかもしれませんが、管理会社などに委託することで自身の手間を最小にすることが可能です。

そもそもFIREってなに?

FIREをこれから始めていこうと考えている方のなかには、「そもそもFIREってなに?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

 

ここでは、FIREに関する基本的な概要や、FIREを実現するうえで重要となる「4%ルール」について解説していきます。

FIREとは「経済的自立による早期退職」

 

FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略で、経済的に自立し、早期リタイアを目指すライフスタイルです。

 

FIREを目指す人は、高収入や節約などで資産を増やし、それを投資などに回すことで長期に渡り収入源を確保します。

 

実際にFIREに成功した人は仕事に縛られない悠々自適な生活を送っているため、近年特に共感を得ている生き方です。

FIREにおける「4%ルール」

 

FIREにおける「4%ルール」とは、早期リタイアを目指す人が資産運用の目安にしている考え方になります。

 

具体的には、リタイア後に必要な生活費で年間の支出総額を純資産の4%以下に抑えることができれば、資産が枯渇することなく長期間生活が可能というものです。

 

例えば年間300万円の生活費が必要な場合、300万円÷0.04=7,500万円の資産があれば、4%ルールに基づいて早期リタイアが可能になります。

日本版FIREの考え方・必要資金の算出

 

FIREの考え方を日本版に置き換えて考えると、前述した4%ルールの計算方法が少し変わってきます。

 

4%ルールにおける「4%」の考え方は、アメリカ株式の年間成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いた計算方法であるためです。

 

日本の場合はアメリカよりもインフレ率が少し低いため、1年間の生活費を総資金の5~6%で計算した数字が適応されています。

FIREを実現するための投資方法5 選

 

ここでは、本記事のテーマである不動産投資を含めた、FIREを実現するための5つの代表的な投資方法について解説していきます。

 

まずは、下記の表をご確認ください。

 

こちらはそれぞれの投資方法のメリット・デメリットを表にまとめたものです。

 

代表的な投資方法

メリット

デメリット

不動産投資

・長期にわたり安定した収入を得やすい

・レバレッジ効果により規模の大きい取引が可能(金融機関からの融資を受けることができる)

・管理会社に委託することが可能

・減価償却を利用できる

・売却により値上がり益(キャピタルゲイン)も狙える

・空室リスクがある

・物件の選定が難しい

・不動産に関する知識が必要

・物件の維持費用(設備投資や修繕)がかかる

・値下りするリスクがある

・金利の変動リスクがある

投資信託

・専門家に任せて運用できる

・分散投資でリスクが軽減できる

・少額から運用が可能

・元本保証がない

・手数料がかかる(購入時手数料、信託報酬、信託財産留保額などコスト率が高い)

株式投資

・値上がり益(キャピタルゲイン)を狙える

・配当金(インカムゲイン)が受けられる

・株主優待が受けられる

・株価が下がるリスク

・投資した企業が経営破綻するリスク

・投資や手法などに関する幅広い知識が必要

・元本保証がない

・ある程度の元手が必要

積立NISA

・運用益や分配金が一定金額まで非課税扱い

・少額から始められる

・初心者でも取り組みやすい

・価格変動リスクを抑えることが可能(ドルコスト平均法)

・元本保証がない

・損失が出た際に、税制上のメリットを受けられない

・金融商品が限られている

FX

・少額から始められる

・相場が上がっている時(上昇局面)でも下がっている時(下落局面)でも利益を狙える

・大きな損失を出すリスクがある

・売買のタイミングが難しい

・相場の急変動により預け入れた額以上の損失が出る可能性がある

 

それぞれの方法には、当然ですがメリット、デメリットが存在します。

 

FIREを目指している方の性格や知識や能力、元手資金などの状況によっても、どの方法が適しているか変わってくるため、まずはそれぞれの投資方法のメリット・デメリットをしっかりと理解しておきましょう。

不動産投資

 

不動産投資のメリットは家賃収入により長期にわたり安定した収入を得やすい点や、レバレッジ効果を利用して規模の大きい取引が可能な点です。

 

一方、購入にはエリアや物件の選定が難しく、運用には空室リスクの管理や修繕など不動産の詳細な知識が必要となります。

 

ただし、上記のような前提は管理会社に委託することで解決することができます。

 

物件の選定が上手くいけば、不動産投資は長期的な安定収入を得やすく、おすすめの方法だと言えるでしょう。

投資信託

 

投資信託はプロに運用を任せることができるため、気軽に投資を始められるのがメリットです。また、少額から投資できることや、リスク分散がしやすい点も利点として挙げられます。

 

反対に、元本保証が無く手数料がかかる点や、レバレッジ効果が利用できないため、資産を築くのには時間が掛かってしまう点がデメリットと言えるでしょう。

 

投資信託もサラリーマンには人気の投資ですが、投資信託によりFIREを実現したい方は、元手となる資金と長期にわたる期間が必要になる点に注意が必要です。

株式投資

 

株式投資には、株式を保有することで配当(インカムゲイン)や株主優待を受ける方法と、株価が安い時に購入し高くなったタイミングで売却して値上がり益(キャピタルゲイン)を受け取る方法があります。

 

これらを組み合わせることで、安定しつつ手っ取り早く資産を形成することが可能です。

ただし、どちらを狙うにせよある程度の元手資金が必要な点には注意する必要があります。

 

株式の売買には原則最低売買単位が定められており、仮に株価の現在値が2,000円、1単元が100株の株式を購入しようとすると、200,000円の元手が必要です。

 

したがって、株式投資によりFIREを実現したい方は、元手となるまとまった資産を形成しなければいけません。

積立NISA

 

積立NISAは年間40万円(2024年以降は、120万円になる予定)まで投資でき、運用益は最長20年間非課税となる制度です。

 

少額から始めることができるうえに、初心者でも分かりやすく取り組みやすいため、人気があります。

 

ただし、選べる金融商品については金融庁が選んだ商品に限定されている点や、損失が出た場合に他の運用益と相殺したり、翌年に繰越したりすることができない点には注意が必要です。

 

尚、NISAについては令和6年(2024年)から新NISA制度が始まります。抜本的拡充・恒久化が図られ、新たなNISAが導入される予定です。

 

サイト:新しいNISA-金融庁

FX

 

FXのメリットはレバレッジ効果により、少額から規模の大きい取引ができることです。

 

国内におけるレバレッジは最大25倍となっており、一気に資産形成をするには適していますが、それだけにFXで資産を増やしていくためには精通した知識やテクニック、経験などが求められます。

 

レバレッジは、場合によっては預けた額以上の損失を出してしまう諸刃の剣です。

 

元手が少ない状況でも一気にFIREの実現まで近づける可能性はありますが、同時に高いリスクが存在することを理解しておかなくてはいけません。

FIREの実現に不動産投資をおすすめする理由

前述したとおり、さまざまな投資方法が存在するなかでも、FIRE実現のためには不動産投資はおすすめの投資法です。

 

FIREの実現に不動産投資がおすすめである理由を詳しく解説していきましょう。

不動産投資はインフレに強い

 

不動産はインフレに強い資産だといわれています。

 

その理由は、不動産は「モノ」に分類されることから、インフレ時に資産の目減りを防げるためです。

 

また、家賃相場が上昇することによって更なる利益が期待できることも、インフレに強いといわれる所以でしょう。

レバレッジ効果を活用でき規模の大きい取引が可能

 

不動産投資はレバレッジ効果を活用でき規模の大きい取引が可能です。

 

株式投資などの他の投資と異なり、マンションなどを購入するために手元資金の何倍もの融資を受けられるためです。

 

このことからも不動産投資は、効率的に資産を形成することができる、FIREを達成するために適した投資法だといえるでしょう。

長期にわたり安定した収入を得やすい

 

不動産投資は安定した収入を長期にわたって得ることが可能です。

 

空室にならない限り家賃収入によって利益を継続的に得ることができるためです。

 

このため、堅実にコツコツ資産を築くことができる方法といえます。

管理会社に委託することが可能

 

 

不動産投資は管理会社に委託することで自身の手間を減らすことができます。

 

例えば、不動産投資の難点とも言える入居者への対応や面倒な事務作業も、管理会社に委託することで基本的な業務は全て対応してもらうことが可能です。

 

本業がある方でも両立を目指せるため、効率よく安定した収入を得ることができるでしょう。

不動産投資でFIREを実現させるポイント

不動産投資を成功させてFIREを実現するには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

 

ここでは不動産投資でFIREを実現させるポイントについてまとめていますので、これから不動産投資を始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

不動産投資の知識を深める

 

不動産投資を成功させるためには、管理会社に委託するからといって、自己研鑽を怠ってはいけません。

 

信頼できる不動産会社や専門家などを介して、不動産に関する知識を深める努力をしましょう。

 

知識をつけることで利益の増加が見込めるだけでなく、いざという時のトラブルへの対応や不動産仲介会社や管理会社との取引を有利に持ち込むことが可能です。

 

また、空室リスクや災害リスクといった不動産投資を行う上で抱えるリスクの対策や軽減にも繋がるため、更なる資産形成が期待できます。

目標金額を設定し、収支のシミュレーションを行う

 

 

セミリタイアするための目標金額をはじめに設定し、収支のシミュレーションを行うことも重要なポイントです。

 

前述の4%ルールの考え方を参考にしながら、自身がセミリタイアするために必要な資金を把握し、そのうえで収支のシミュレーションをしっかりと行うといいでしょう。

 

そうすることで正確な将来推計を立てることができます。

 

不動産収入は長期的に安定した収入を得られることがメリットですが、それだけにコツコツ堅実な利益をあげることが重要となるため、目標設定や収支シミュレーションはモチベーションの維持にも繋がるでしょう。

希望に沿ったエリアと物件を選定する

 

不動産投資が上手くいっている人の特徴として、希望に沿ったエリアと物件を慎重に選定して、優良物件を選んでいる点が挙げられます。

 

周辺環境や将来性を考慮してニーズの高いエリアを選定し、そのなかから優良物件を選定することで空室リスクを軽減することが可能です。

 

優良物件を選定するためには不動産に関する知識を深めたり、信頼できる不動産会社の紹介を受けたりするようにしましょう。

まとめ

今回はFIREを目指す投資方法としておすすめの「不動産投資」に関するメリットやデメリット、不動産投資でFIREを実現させるポイントを紹介し、他の代表的な投資方法との比較・検証を行いました。

 

不動産投資は家賃収入によって長期的に安定した収益を得ることが可能な魅力的な投資方法です。

 

短期間で多くの利益を生み出したい方には合わないかもしれませんが、リスクを最小限に抑え安定して資産を増やしていきたい方にはおすすめの投資方法だといえるでしょう。

 

「FIREを実現したいけど、どのように資産を形成していけばよいか分からない」、「不動産投資を始めたいけど、他にどんな投資方法があるのかも知りたい」という方は、ぜひ今回の記事の内容を参考にしてみてください。

この記事を書いた人

DAINICHI 編集部 不動産チーム

DAINICHI 編集部 不動産チームは社内外の有識者により構成されています。不動産の投資、管理、運用、リノベーション、売却、有効活用などの方法について、様々な視点から不動産に関する有益な情報をお伝えします。

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